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 No.18 MSBLAST(エムエスブラスト)について / ウィルス対策をする


■━ 2003/08/17 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


┃    動画でわかる!インターネット活用テクニック No.18


■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行部数: 2021部 ━


はじめに

新しく発見されたコンピュータウィルスMSBLAST(エムエスブラスト)に関す
るニュースが、インターネットだけでなく、テレビや新聞でも大きく取り上げ
られています。

そこで、今回はウィルスに関する特集とします。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 目次 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

◆MSBLAST(エムエスブラスト)について
 ・概要
 ・感染の恐れがあるパソコン
 ・症状
 ・感染調査と駆除
 ・感染予防

◆ウィルス対策をする
 ・WindowsやInternet Explorer、Outlook Expressのアップデートを行う
 ・Outlook Expressでメールをプレビューしないようにする
 ・不審な添付ファイルは開かないようにする
 ・ウィルス対策ソフトを使う

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■ MSBLAST(エムエスブラスト)について ■
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●概要

MSBLAST(エムエスブラスト)は、Windowsのセキュリティホールを悪用して進
入する不正プログラムで、インターネットやネットワークを通じて感染します。


●感染の恐れがあるパソコン

Windows2000 もしくは WindowsXPで、Windowsのセキュリティホール(823980)
の修正プログラムが適用されていないパソコンに、感染の恐れがあります。
(Windows95/98/Meのパソコンには感染しません)

※Windowsのセキュリティホール(823980)に関する詳細は、以下のホームペー
ジをご覧ください。
http://www.microsoft.com/japan/security/security_bulletins/ms03-026e.asp


●症状

・パソコンが勝手に再起動したり、異常終了したりします。
・マイクロソフト社のホームページ「Windowsaupdate.com」に対して、不正な
 データを大量に送ります。


●感染調査と駆除

トレンドマイクロ社のシステムクリーナーVer3.0(以下、クリーナー)を利用す
れば、感染調査と駆除が行えます。

まず、以下のページにある『トレンドマイクロ システム クリーナ自動ツール
(auto_tsc.com)』と書かれたリンクをクリックして、クリーナーを入手して
ください。
http://www.trendmicro.co.jp/esolution/solutionDetail.asp?solutionId=4700

次に、ダウンロードした「auto_tsc.com」をダブルクリックして、クリーナー
を実行します。黒いコマンドプロンプト画面が表示され、完了と表示されるか
自動的に閉じればウィルスの駆除は終了です。

念のため、調査結果を確認してください。
自動的に「auto_tsc」というフォルダが、デスクトップに作られています。
その中にある「report」フォルダ内の「20030817.log」をダブルクリックして
ください。

表示された一番下の行に書かれている「Virus clean count(0)」のカッコ内
の数字がウィルスを駆除した件数になります。0件の場合は感染していなかっ
た、ということです。

※確認後は、「auto_tsc.com」フォルダを削除しても構いません。


●感染予防

ウィルス駆除を行っても、Windowsのセキュリティホールをふさがない限り、
感染の恐れは無くなりません。そのため、セキュリティホールの修正プログラ
ムをインストールする必要があります。

以下のページの右側にある「ダウンロード」という文字をクリックして修正プ
ログラムをダウンロードします。ダウンロードしたファイルをダブルクリック
すればインストールが始まります。

WindowsXP Home Edition または Professional の場合
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=2354406C-C5B6-44AC-9532-3DE40F69C074&displaylang=ja

Windows2000 の場合
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=C8B8A846-F541-4C15-8C9F-220354449117&displaylang=ja

※ファイルサイズが約1.3MBと大きいため、ダウンロードには56Kモデムの
 場合で3分以上かかります。(回線状況により時間は変わります)


●MSBLAST(エムエスブラスト)に関する最新情報

トレンドマイクロ社のエムエスブラスト対策Webでご覧いただけます。
http://www.trendmicro.co.jp/msblast/index.asp

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■ ウィルス対策をする ■
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ウィルスは、パソコンに対して、データの破壊や改ざん、外部に情報を漏らす
等の被害をもたらすプログラムです。そんなウィルスに感染しないためには、
予防することが一番の対策です。以下のような対策を行いましょう。


●Windows や Internet Explorer、Outlook Expressのアップデートを行う

マイクロソフト社から修正プログラムが随時提供されます。以下のサイトを定
期的に確認し、アップデートを行うようにして下さい。

Windows Update
http://v4.windowsupdate.microsoft.com/ja/default.asp

アップデートの手順

・ホームページを開く
・「更新をスキャンする」をクリックする
・「更新の確認とインストール」をクリックする
・「今すぐインストール」をクリックする
・「同意します」をクリックする 

以上で、自動的にインストールが始まります。


●Outlook Expressでメールをプレビューしないようにする

以前に発生したウィルスには、Outlook Expressでメールをプレビューしただ
けで感染するものもありました。2001年に発生したNIMDA(ニムダ)や2002年
に発生したKLEZ(クレズ)がそれに該当します。

そういったウィルスでも、メールをプレビューしないようにしておけば安心で
す。

◆ActionManual◆

 メールをプレビューしないようにする
 http://www.click-assist.com/AM/oe06/oe06019.htm


●不審な添付ファイルは開かないようにする

知らない人から、不審なファイルを添付したメールが届くことがあります。ウ
ィルスが潜んでいる可能性があるため、ファイルを開かずに、メールごと削除
するようにしてください。


●ウィルス対策ソフトを使う

一般的に、ウィルス対策ソフトは、メールの送受信をするときに「ウィルスチ
ェック」を行い、不審なプログラムがあれば通知してくれます。感染してしま
った場合には、ウィルスの駆除を行うこともできるので、利用するようにして
ください。

以下のウィルス対策ソフトが広く使われています。

◎トレンドマイクロ社製品

ウイルスバスター 2004 リアルセキュリティ 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CNXV2/clickassist-22

※ウィルス対策機能と、パソコンへの不正な進入を防ぐパーソナルファイアウ
ォール機能の両方を備えています。


◎シマンテック社製品

ノートン・アンチウイルス 2004
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000D0Y5G/clickassist-22

ノートン・インターネットセキュリティ2004
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000D0Y5J/clickassist-22

※ウィルス対策ソフトと、ファイアウォールソフトがセットになったものです。
ADSL や CATV などのブロードバンド回線を利用されている方にお薦めです。


尚、ウィルス対策ソフトは、一般的に「ウィルス定義ファイル(パターンファ
イル)」で定義されたウィルスしか見つけられません。常に最新の「ウィルス
定義ファイル」へ更新するように心掛けましょう。

■ 編集後記 ■────────────────────────────

最近、ウィルス付きのメールがよく届きます。
DMはもっと多いですが(^^ゞ

メルマガの認知度が上がった証拠!
と、いいほうに自分を思い込ませてます(笑)



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